干渉しあう無線LANたち

先日無線LAN環境を刷新した話の続き。

当初は70Mbps程度出ていた無線LANが、現在では40Mbps程度しか出ないようになっている。
たまにもっとひどいときもある。

なんでかなー?と調べていくうちに無線LANの速度には割と他の無線LANとの干渉が大きいと知った。
いまさらですか。そうですか。

親機の設定で使っているチャンネルを手動で変えるだけで速度がかなり変わったりする。
チャンネルごとにも熾烈な帯域の取り合いが行われているようだ。

ということでスピードを求めて無線LANのルーターなりブリッジを選択する場合は、2.4GHz帯だけではなく5GHz帯にも対応しているか否かがかなり大きな判断項目になる。
5GHz帯のチャンネルに対応しているということは干渉に強いと言うことなので。
特に集合住宅はよそが無線LANを利用していると確実に影響を受けるので余計にそうだろう。

BuffaroのAirStationの場合

例えば現行モデルのAG300HとG302Hはともに最大公称値が300Mbps。
G302Hの方が安価で機能もちょっと多いのでG302Hを選択するのが正解に見える。

しかしながらAG300Hの方は5GHz帯に対応しており、他の無線LANの干渉をうけにくい。
よってG302Hより速度が出るケースがある。
おそらく都市部や住宅地ではこの恩恵は大きい。

最近最大450Mbps出ると言うG450Hが発売されたが、2.4GHz帯にしか対応してないので状況によってはAG300Hに負けてしまうかもしれないね。

とはいえ

普通にネットを使っている程度ならストレスを感じるケースは少ない。
動画サイトを見るにも不具合は感じないし。

速度の不満を感じるのはLAN内で大きなファイルをコピーしようとしたときくらいか。
多くの人にとっては気にする必要はないのかもしれない。

ただあんまり無線ネットワークが増えすぎると干渉によって安定した接続すらおぼつかなくなるという話も聞くので、余裕があれば5GHz帯に対応した物を選んでおいた方が安心なのは確実だ。

参考

ちなみに今回これを調べたきっかけは一番下のエントリだったりする。

先にも書いたとおり、いまんところ大きな不便は感じてないので買い換えるつもりはないが。
いやほんとに。買い換えないから。

2011/07/02追記

アンテナがどの状態だと一番速度が出るのか試してみたら、畳んだ状態が一番だった。
なんだそりゃw

アンテナの角度変える機能いらないんじゃ。下手に角度つけるとかえって落ちるし。