完成品のイメージ

このデザインを「完成品」をイメージするための手助けとしよう。

いうのはつまり先にデザインしとくと助かると言うことで、これはすでにいろんなところで言われていることだが、ここしばらくアウトドア用品価格比較を作っていて確かによいことだと実感した。
具体的にはモックアップのHTMLを作ってデザインを固めてそれに機能を埋め込んでいくと言うアプローチを取ったわけだけど、以下のようなよいことがあった。

機能が出来たときになんだか楽しい

デザインがない状態でも作った物が動くというのは楽しいものだが、デザインがあるともっと楽しい。
都度やる気うp。開発が進むたびにより多くのエネルギー補充。

機能が出来ないときになんだか助かる

完成品のイメージが掴みやすいことで疲れてきたりこんがらがってきたときにも道を見失わないですむ。
例えば「ああこの機能めんどくさいな。やっぱ作るのやめるか」って時にモックアップを見て「いや、この機能は動いたらきっと楽しい」という気持ちになったりとか。

デザインで力尽きない

一通りアプリケーションを先に作って後でデザインするというアプローチだと、けっこう途中で力尽きて投げやりになってしまうことが多々ある。
これはひとつにはすでにアプリケーションの機能を一通り作り上げたことで満足して気持ちが途切れてしまうということがあり、もうひとつにはデザイン自体がけっこうパワーを使う作業だということがあるのだと思う。ましてやデザイン素人だし。

しかしすでにデザインが出来ていればこの壁を回避できるので助かる。

というわけで

いろいろとよいことずくめでした。

パワーを使うデザイン作業をやる気が高い開発初期にやって、そのデザインのおかげでモチベーションを高め維持することが出来るってのはかなり賢いんじゃないだろうか。

ところで

デザイナーが他にいる開発だとよくデザインをあとで埋め込むというアプローチが取られるけれど、それをやるとその作業自体がダルイしUI周りのテストが全部やり直しになったりいろいろと面倒。
なのでソロでの開発に限らず、開発者的にはできればデザインは先にあった方がありがたいところ。

まあコンテンツが固まってないとデザインできないし、それからさらにデザイン自体に時間もかかるしで仕方ない面もあるんだけど。
でもそれがちゃんとできたらこれはすごい段取り上手だよね。

参考