無線LANとの戦いはまだ続いていた
バッファローのG302HでLAN内のMBPとMBAが相互に通信できないという問題が発生し、いよいよ袂を分かつことを決意した。
買い換えにあたっていろいろ調べてみると、結局他社の無線ルータも相性問題があるようなので、最終的には無難にAirMac Extremeを買った。
また信者として徳を積んでしまいました。いやまだ信者ではないはず。
AirMac Extremeの設定自体はMacにもともと入っているAirMacユーティリティで簡単にできる。
このあたりの親和性はさすが。
ただ壊れやすいという声もあるので、そのあたりはちょっと覚悟している。
以下なるべく速い速度を求めて試行錯誤した。
5GHz帯を使う
11a/11nで使うためこのあたりを参考に5GHzネットワーク名をつけて使う。
しかし速度が安定しない。
5Mbps〜20Mbpsくらいで計測(MBPからMBAへのiperfで計測)のたびに幅があり遅いときはまったく遅い。
Pingを打ってみると応答速度がまちまちで、たまにタイムアウトすら見られる。
いやまてこれはなにかおかしい。孔明の罠だ。
と、この時点では首をかしげたが、要するにこの症状は競合する電波があるということだった。
しばらく後に気がついたが、MacやiPadだと表示されてiPhone表示されないよその無線ネットワークがあるので、5GHz帯の先客がいたようだ。
無線チャンネルの選択
このままじゃ終われんよ、といろいろ試行錯誤の末、効果的な設定を見つけることができた。
無線チャンネルの選択を以下のように手動で行うと状況が劇的に改善された。
無線チャンネルの選択 手動 2.4GHz 11 - 5GHz 48
チャンネルは選択肢から適当に選んだもの。
これをするとPingも安定し、速度も安定して25Mbps程度出るようになった。
ちなみにこの項目のデフォルトは「自動」
自動にしとけばよきにはからってくれるのかと思いきや、そうではなかったらしい。
これで他のネットワークとのチャンネルの競合がなくなって早くなった。
11aは他の機器干渉の影響を受けにくいと言われるが、同じチャンネルを使う機器があればしっかり衝突するというわけだ。当たり前か。
マルチキャストレートを上げる
まだ物足りないのでさらなる高速化のためワイヤレス・ネットワーク・オプションでマルチキャストレートをいじった。
マルチキャストレートを「高」に。
この時点で90Mbps出るようになった。
更にiperfで並列オプションを使うと100Mbps越え。
300Mbpsフルに出ている人との違いは気になるけど、これくらい出ていればまあ満足だ。
ところでチャンネルの競合を解決する前にこのマルチキャストレート設定を行っても効果がなかったというか、かえって通信状況が悪化した。
通信が安定していない状況でマルチキャストレートを上げるのは逆効果ということがよくわかった。
参考
MBPは11gを、MBAは11aを
無線ルータの再起動のタイミングに勝手に設定が変わって偶然こうなったのだけど、相互の通信がさらに速くなった。
この状態で最大瞬間風速160Mbpsを記録。
MBPからMBAへのiperfで計測すると2台の無線機器が通信していることになるので、帯域が圧迫されていたということなのかな。
2.4GHz帯を利用しているMBPの通信速度も十分速かった。
11gでも干渉がなければ11aと変わらない速度が出るということだね。
さて、これで戦いが終わればよいのだが。