自作PC(Late 2020)のパーツ選び

おもむろにお仕事マシンを組むことにした。

ずっと自宅で仕事してるしノートにこだわる必要ないよねってことで。
今年お金あんまり使わなかったし年末だし経費として使っとくかってのもあり。

最初は自作するつもりはなくショップブランドや各社ゲーミングPCなどを探してみたのだが、今ひとつジャストフィットなスペックのものがなかったので自作に走ることにした次第。

自作とか10年以上やってないし、いろいろと変わってるし、パーツまともに選べるのか?と思いつつ色々調べながらパーツ選びを始めたが、意外とビシッと筋道をつけて選べたので、もろもろの備考や選定する際に考えた事柄などをまとめておく。

用途

必要なものを割り出すためには用途を明確にしなくてはならない。

ということでまず用途をまとめる。

  • プログラミング(主にウェブプログラミング)
  • 画像加工
  • RAW現像

やらないこと。

  • シビアな低遅延を要求されるゲーム
  • 動画編集

こだわりたいポイント

  • なるべく高速なストレージ
  • SSD 2TB以上
  • メモリ32GB以上
  • ディスプレイが2枚~4枚繋げること

なるだけ高速なSSDが使いたいってことを軸にしたおかげでだいぶパーツの選択肢が絞られた模様。

構成サマリー

サマリーとして最終的な構成は以下の通りとなった。

  • CPU: AMD Ryzen 5 5600X
  • M/B: GIGABYTE X570 AORUS MASTER
  • RAM: G.Skill F4-3600C16D-32GTZNC x2 (16GBx4 = 64GB)
  • SSD: WESTERN DIGITAL WD_Black SN850 NVMe WDS200T1X0E x3 (6TB)
  • GPU: GIGABYTE GeForce RTX 3060Ti Gaming OC 8GB
  • CASE: Fractal Design Define 7
  • POWER: FSP Hydro GSM Lite PRO 750W
  • CPUクーラー: Noctua NH-U12A
  • OS: Windows Pro

CPUとGPUはコスパ重視ながらけっこー良いもの、マザボはコスパなにそれのかなり良いもの、メモリとケースと電源はそこそこもしくはけっこう良いもの、SSDはやっちったってかんじ。

お値段は合計で約43万円となった。SSDやっちったね。

各パーツの選定のポイント

CPU AMD Ryzen 5 5600X

こないだ出たばかりの第四世代Ryzenが強すぎる。ベンチマークの結果もいいが、PCIe 4.0で高速SSDが使えると言うのも決め手になり早々にRyzen一択(IntelはまだPCIe 4.0を使えるチップセットがない)

当初はハイエンドに目を向けて5900X品薄かーって指をくわえていたが、まあ5600Xもかなり強いし開発マシン用途なら十分じゃね?ということで5600X。
物足りなければ後で改めて5900Xを検討すればいいし。

コスパも良い。
上位のCPUと違ってCPUクーラーがついてるので、CPU本体の価格差よりさらにいくらかお得でもある。

って思ってたのだがWraith Stealth取り付けがめんどくさかったので結局クーラーは別途買ってまった
つよつよ空冷なのでRyzen 9 5900Xがいつ買えるようになっても大丈夫。

マザーボード GIGABYTE X570 AORUS MASTER

GIGABYTEのマザーは信頼性高そうという思い込みからGIGABYTEにサクッと絞り、PCIe 4.0を使うためにはX570チップセットで、SSDをたくさん載せたい願望があるためM.2スロットが3個ついてるやつ、ということでATX最上位モデルのX570 AORUS MASTERに決めた(E-ATXのExtremeは高すぎるしやめといた)

Rev1.0とRev1.1とRev1.2何が違うのと少し悩んだが、Thumderbolt増設の拡張カードが物理的に差せるか差せないかの違いらしい。新しいやつで問題なさそうなのでRev1.2を選んだ。

次世代のRyzenはCPUソケットが変わるらしいのでここでマザーに張り込むのは少しもったいない感もあるが、まあ来年のことは来年考える。

メモリー G.Skill F4-3600C16D-32GTZNC x2

Ryzenに最適化されているという触れ込みのG.SkillのTridentZ NEOシリーズの16GBx2枚を2セット。64GBにしたのは勢い。

マザボとの相性としてはマザボのメモリーサポートリストには載っていないものの、ググったらRyzen 5600XとX570 AORUS MASTERでPC3600として動かせてるという話が出てきたので大丈夫かなと。

メモリ選びの際に見るべきは容量のほかにメモリチップの規格。それで転送速度が変わってくる。
規格はPC4000以上のものがすでに売っているが、安定性やコスパのバランスでPC3600程度がグッドなチョイスっぽい。

ほかスピードに影響するものはメモリタイミング(レイテンシ)がありCL16とかCL18とかで表される。
CLは価格の安めな18とか19でもそんなに問題はないようだが、数千円の差でCL16が売ってたのでなんとなくそれにした。CL14はさすがに高すぎる。

ちなみに定格は2133MHzでオーバークロックで3600MHzになるらしい。メーカーもオーバークロック前提で売ってる世界になってるのすごい。

SSD WESTERN DIGITAL WD_Black SN850 NVMe WDS200T1X0E

11月に発売されたばかりの現在最高に速いSSDのひとつ。
PIe 4.0対応でシーケンシャルリード7GB/s、シーケンシャルライト5.1GB/s。

この後にCFDからもっと高速なやつが出たが、ちょっとレビューを漁ってみたかんじだと安定してパフォーマンスを出せるのはWD_Black SN850のようだ。
信頼のウェスタンデジタル。

写真のRAWファイルがたくさんあることもあり容量は2TB一択。
で、1枚でもまあ良かったんだがRAID0やりたくて3枚買ってしまった。つい魔が差した。

ちなみにシーケンシャルRWが10GB/s弱。もっと伸びるかと思ってたけどきちんといしたRAIDカード買わないとそれ以上はいけないっぽ。
悪くはないがマザボのRAID機能の限界を感じた。

GPU GIGABYTE GeForce RTX 3060Ti Gaming OC 8GB

新世代RADEONのRX6900XTがレイトレーシング以外ではGeForce RTX 3080に追いつき追い越したと言うのでいいなー欲しいなーと思ったが品薄だしそんなスペックいるか分からんし。
で、今すぐ買えるグラボを物色してたところにちょうど3060Tiが出たのでよし来たと。

競合候補だった3070と比較した時のネットの反応を見ると「コスパ良い」「コスパ悪い」に二分されるのでどっち買ってもいいと判断。コスパ悪い組はもう少し性能抑えて廉価なのを期待してたのかな?
しかし下位モデルにも関わらずベンチマークは前世代の2080 SUPER超えってことなんで、これもうハイエンドGPUって言っていいのでは・・・

もっとスペック低いやつでも良かったのかも。
いや4Kディスプレイを最大4枚つなぐためにVRAMが8GB欲しいか。するとやはりこれになるか。

GIGABYTEにしたのはHDMIx2、Display Portx2のバランスが良かったから。というかHDMIが2個欲しかったから。他のメーカーはだいたいHDMIx1のカードが多い。
ほかASUSがHDMIx2、Display Portx2だけど個人的にASUSあんまりーってかんじなんで。

同一メーカー内のグレードの差は動作クロックとついてるクーラーの違い。三連クーラーがいいのかなと思ったので三連クーラーついてて一番安かったGaming OCにした次第。

ケース Fractal Design Define 7

シュッとしたデザインのミドルタワー。
ネットで商品画像見てかっけーと思ったのでサクッと決めた。ジャケ買いみたいな。

まあさすがに一応スペックや評判も調べたが、造りが良くメンテナンス性も良好ぽいのでいいかなと。
いいケースはいいぞ(語彙)

実際すごくいいケースだったので今回の買い物ではこれが一番いいものだった説まである。

ちなみに昨今はサイドがガラスのケースがポピュラーっぽいが、それにしなかったのはどうせ足元に置いてて見ないから。イルミネーションは求めてない。

電源 FSP Hydro GSM Lite PRO 750W

80PLUS GOLDだし日本製コンデンサだしセミモジュラーだしこんなもんでいいんじゃない的な。堅実なミドルグレード電源ってかんじ。

電源容量は合計消費電力が400W程度なので750Wで十分適正かなと(一応2倍の余裕を見るのが推奨らしい。ちなみにギリギリだと電源の寿命が縮む)
CPUやGPUを上位のものに変えると最大+150Wになるので少し厳しいかもだがそれでも動かなくはない。

ノートPCから乗り換えるにあたって必要なもの

ノートPCにもとからついててタワー型PCにはついてないもの。自作PCのパーツ以外に忘れず考慮しなくてはならない。

  • ディスプレイ
  • キーボード
  • ポインティングデバイス
  • ウェブカメラ
  • スピーカーとマイク

ディスプレイ、キーボード、ポインティングデバイスはもともと外付けの良いものを持ってるので問題なし。

ウェブカメラは最近使用頻度の低いEOS Rを使ってみようと思っており。

スピーカーとマイクはヘッドセットそろそろ買わないとなと思ってたのでロジクールの三千円くらいのやつを適当に買ったのだった。