デブサミ2010 19日 感想
実は初参加だったデブサミ。
寝過ごした割に遅刻もせずに朝からずっとセッション参加してて疲れました。
でも全部面白いセッションだった。とはいえやっぱし疲れた。
以下はまとめというより感想で。
内容もかみ砕いているのでなんか間違ってるところもあるかも知れません。
OpenSocial ケータイGame戦国時代
mixiの山下さんとモバゲーのZigorouさんによるそれぞれのプラットホームとアプリ開発の基礎的なお話。
パートナー向けに公開されているドキュメントの内容をかいつまんだもののよう。
ちょっと駆け足すぎた感はあるが、だいたいのかんじはつかめたかな?
コンテンツの作り方の基本は携帯サイトとあんまり変わらないようだ。
あとはオフレコの話が面白かったけどオフレコなので書けないって言う。
なんつーか夢が広がりんぐってかんじですね。
Agility@Scale(アジャイル開発のスケールアップ)を実現する14のベストプラクティス
IBMの玉川憲氏によるIBMでの大規模アジャイル開発の取り組みについて。
規模に関係なく利用できるプラクティスと大規模ならではのプラクティスが半々。
小さなコンポーネントチームをいくつも束ねて、それをマネージャチームで管理して、みたいな大分練り上げられた感のあるやり方をしているようだ。
大規模開発ということで大変そうではあるけど全体を小分けにせずまるごと管理するよりは楽そう。
IBMにはアジャイル推進チームがいて社内のアジャイル浸透度とかを測定したりしているそうな。
トップダウンなアジャイル導入のお手本といったところだろうか。
三周遅れのXP -僕とドワンゴのXP-
ドワンゴのよしおりさんによるXPの話。
特に印象に残ったのは組織がアジャイルではない場合でも、まずは個人で始めることができるという話。
そうした実践をもとにをアジャイルな取り組みをチームに、会社に、最終的には社会にすら広げていくことができる(かもしれない)
玉川氏もボトムアップ的な取り組みを隠れアジャイルと呼んでいたなあ。
Joel on Softwareの中で自分が特に好きな節である「下っ端でも何かを成し遂げる方法」と似ているね。
思い立ったら明日からあなたもアジャイラーですよ。
プランニングポーカーは面白そうだったのでいつかやってみたい。
バーンダウンチャートがFF13発売で停滞する様が笑えたw
クラウド開発に役立つOSSあれこれ
オージス総研の水野正隆氏と奥垣内喬氏がクラウド開発の実例を交えて実際の開発に役立つOSSのツールをいろいろと紹介。
- 開発を手軽に → APIを使いやすくするラッパーライブラリなど
- 複数サービス間の連携 → ?
- クラウド環境で共同開発 → AWSをfabulatrを使って複数人で
- テスト → EucalyptusでEC2の互換インフラ構築
- デプロイ → Puppetによるサーバの構成管理, Wakameで自動スケール
?は睡魔による。申し訳ない。
Eucalyptusとか面白そうだと思った。Puppetは来週勉強会行ってきます。
出張! DDD難民救済キャンプ 〜ドメイン駆動設計をあきらめない〜
和田卓人氏、角田直行氏、渡辺健太郎氏、和智右桂氏、佐藤匡剛氏によるパネルディスカッション。
DDDって聞いたことはあるけどいったい何?という状態での参加。
終了後はちょっと興味がわいた状態に。
海外では今けっこうDDDがブレイクしているらしい。
原因分析として
* NoSQLの台頭によりDBMS側に寄っていたドメインモデル構築の役割がアプリ側に戻ってきた
* Railsのようなフレームワークのおかげでユーザーのドメインに関連した問題解決に注力できるようになった
といったことが挙げられていた。
実践Cucumber 〜ユーザの視点でシステムの振る舞いをテストしよう
英和システムマネジメントの諸橋さん。
いまやってる仕事でCucumberを使ってみようと思って動かし始めているので非常に参考になった。
お客さんへの説明がかなり楽になりそうだ。
コミュニケーションのためのフレームワークという考え方は面白かった。
以上
あともうひとつセッションに参加する予定だったのだけど、気がかりな電話がかかってきてたので申し訳ないけどキャンセルして抜けた。
でも確かめてみたら実は大したことじゃなかったとかもうね。
それにしても運営関係者の皆様お疲れ様でした。
こんだけのイベントに無料で参加できるってすげえなあと思いました。
追記
しっかりしたまとめレポートを見つけたので追記。
4つくらい同じセッションに参加していたみたいなのでそれぞれどんなセッションだったかきちんと知りたい人は是非。