ATOK for iPhone

ATOK Pad for iPhone試してみた。
結論としてはiPhoneで長文入力する人は買うべき。

自分はiPhoneで入力することがそんなに多くないので買っても買わなくてもよかった。
対応アプリが増えてくるとまた評価が違ってくるかもしれない。

公式に動画も上がっているので実際の画面が気になる人はそちらへどうぞ。

機能について

定型文が便利

定型文を設定しておいて、入力中に簡単に呼び出せるようになっている。
iPhoneでメールを打つ機会がある人にはとてもよい機能のように思われる。

定型文の追加が呼び出し画面からできるようになっているとなおよかったかな。

カーソル移動が神

カーソルキーのフリックで編集中の文章の中を上下左右縦横無尽に移動できる。
長押しでリピートするのもうれしい。

これに慣れるとATOK対応してないアプリが使えなくなりそうだ。

確定Undoが便利

誤って変換確定してしまった時にやり直せる。
長い単語の入力し直しとかかなり萎える作業なので、これはとてもありがたい。

ダブルトリガー入力

これは微妙。

変換精度

それほど実感できず。
本格的に実用してみないとちょっとわからない。

効果音

入力の際の効果音としてデフォルトで設定されているピアノの効果音はズコー。
キータッチの効果音に設定しなおすと小気味よい。

デフォルトをキータッチの音にするべきだと思う。

他のアプリとの連携

連携と言うより送信、ポスト限定ではあるけれどメールやTwitterクライアントの機能もある。
本格的なものではなくちょっとしたものだ。

  • メール
  • SMS
  • Twitter
  • Evernote
  • クリップボード

クリップボードを使えば入力はATOKでやって、それをほかのアプリに持って行くと言うことも無理矢理ながらできる。

メモアプリとしては

だいたい標準のメモ相当。
検索ができないので標準のメモ以下か。

安定度

一時間しないうちに一回落ちたので安定度に一抹の不安。
たまたまかもしれないので評価は保留。

開発者的に

自分の作ったアプリの中でATOKを入力に使うことができる。
サンプルコードがダウンロードできるのでちょっと見てみたけれど、連携はかなり簡単そうだった。

メモ系アプリなんかではATOK対応が一部の層には強くアピールするはず。
その一部の層がどれくらいいるかはわからないけれど、簡単に対応できそうなのでとりあえず対応しとくと吉かも。
強力な定番が存在するジャンルのアプリでも国内限定で存在感を出していけるかもしれない。(海外製アプリはまず対応しないと思われるので)

ただしAppleがこのアプリの便利な入力方法などパクってきたらそういうアドバンテージもオワターってかんじになるけれど。
カーソル移動とか定型文とかはマジでパクられそうな気がする。それくらいに明らかな使い勝手向上。

iPad用は?

iPad用もiOS4.xが解禁されたら出てくるでしょう。出てきて欲しい。

その場合ユニバーサルアプリならうれしいんだけど、タイトルにfor iPhoneとかもろについてるのでfor iPadで別売りになる可能性が高そうだなとか、買ってから気がついて絶望した。

でも許す。
いやしかしBlueToothキーボードに対応しなかったらiPad版出ても使わないかな。

前の記事

久々に開発合宿行って来た

次の記事

Chefを試してみた