アジャイルサムライを読んだ

アジャイルに興味がある人、すでにアジャイル開発を行っている人ならば読んで損はないというか、読んでおいた方がいい本だと思った。
文章が軽妙なのでさくさく読める。
たださくさく読めすぎて内容が頭に定着しないまま読み進めてしまう危険性も感じたので、読み終わった後も手元に置いておいて折に触れて見直すといいかもしれない。

ところで新刊でPDF版が用意されているというのはすばらしいね。

以下読みながら思ったことなどをつらつらと。

アジャイルチームのご紹介

役割分担的には自分はやっぱりプロジェクトマネージャが向いてるのだろうか、という気がする。
今後の予測とか現状の把握とか環境の整備とか何か知らないけど好きだから。
ところでプロジェクトマネージャの別名は雑用係って言うんだぜ。知ってたかい。

あとはもっと素早くに動けるプログラマになりたい。
スロースタートに定評のある我が輩。

ともあれ中途半端ゼネラリストっぷりには自信があります。

アジャイルな方向づけ

アジャイルの土壌のないところへ行って、そこにいる人たちを巻き込んでアジャイル開発する、というのはなかなか難しいという経験を何度もしているので、第二部は特に興味深く読んだ。

インセプションデッキというのは初めて知ったので、今度機会があれば試してみたい。
それから「ご近所さん」というのは盲点だった。でも思えば確かに見知らぬ「ご近所さん」が終盤に出てきてびっくりとかあるある。

アジャイルであるかなんて気にしない

アジャイル開発に取り組み初めて、きちんとできてるか心配になってる人は第15章の最後の節を読むと心の荷が下りるかもしれない。

同じようなことで「アジャイル開発を続けていると、最終的にはアジャイルであるかどうかなんて意識しなくなる」なんてことを昔マーチン・ファウラーがどこかで書いていた気がする。

状況に合わせて仕事の進め方を日々改善していく姿勢を忘れず、先人達の知恵をうまく活かすことができてたら立派なアジャイルなんじゃないかな。

次の記事

Rubyで使えるMarkdownパーサー