割と手こずったMBP15インチからMac miniへの環境移行
一応Mac環境は残しておこうとMacBook Pro 15 2018からMac mini Late 2012への環境移行。
サクッと行けるかと思いきや意外と一筋縄ではいかなかった。
以下要約。
- TimeMachineからまるっと復元するやり方はうまくいかなかった
- 本体のインストーラーでMountain Lion再インストールしたがソフトウェアアップデートできなくて詰んだ
- USBメモリにMojaveのインストーラーを入れて再インストールし、TimeMachineのバックアップからデータを復元したらOKだった
Mountain LionはAppleIDの二段階認証に対応できなかった模様?
古いOSは最新の状況とミスマッチを起こすことがあるのかな。
結論としては新しめのOSのインストールメディアを作成してクリーンインストールしたのちにTimeMachineのバックアップからデータを復元するのがいいようだ。
ちなみにMac miniはSSD 512GB、メモリ16GBなのでその気になればまだまだ現役を張れるスペック。
以下はログ。
TimeMachineからの復元編
移行先のディスク容量が足りない
Cmd+RでMac miniを起動し、ディスクユーティリティでディスクを初期化した後、TimeMachineからの復元を試みる。
ディスク容量が足りないために復元先として選択できない。
2TBから512GBへの移行なのでそういうこともあるかと。
確かにdfコマンドでは1.1TB使っていることになっている。
しかし確認するとファイルの合計サイズは350GBくらいになっている・・・(写真など重いファイルを退避させた後)
WHY?
調べてみるとなんだかTimeMachineのローカルスナップショットが余計な容量を食っているようだった。
Time Machine のローカルスナップショットについて
気にしなくていいって書いてあるけど実際アカンわけで。
ターミナルからtmutilを使うとMacのローカルにあるスナップショットをリストしたり削除したりできるので、これで全部削除してみた。
そのあと作成したTimeMachineのバックアップを使うと512GBのディスクが復元先として選択できるようになった。
やっぱ影響してるんじゃん?
復元に失敗する
復元は始まったが途中でエラーが起きて失敗してしまう。
3回くらい試したが結果はすべて同じであった。
TimeMachineのバックアップを作り直して再度復元
もしかしてスナップショットを消してしまったせいでおかしくなった?
しかしバックアップ先のディスク内で整合性を取るのが普通のはずでは?
ともあれ一回バックアップに使っていたディスクを初期化して、新しいディスクとしてTimeMachineのバックアップを作り直し。
これで復元を試すと・・・今度はうまく言った。やったぜ。
しかし復元後に起動しようとするとりんごマークの画面でプログレスバーが5mmほど進んだところで止まってしまうのだった。
NVRAMのリセット
困ったときのNVRAMリセット。
起動のプログレスバーが8割か9割程度まで行くようになった。しかしまだ起動しない。
SMCのリセット
SMCのリセットもしてみた。変化なし。
再度NVRAMのリセット
変化なし。
と思ったが5分くらい放置してたらプログレスバーが100%までいったぞ。
しかしそこで停止。ログイン画面まで行かない。
Cmd+Vで起動
起動のログを見てみた。
怪しい箇所。
Can't get kextd port
AppleKeyStore: oepration failed (pid: 308 set: 7 ret e00002c2, '-536870206', -1, 10000)
telemetry: unstackshot every 12000000000 cycles
unexpected settion: 100000 uid: -1 requestd by 308
kextd stall[2], (60s) 'X86PlatformPlugin', 'HCHC', 'GIGE', 'ARPT', 'GMUX', 'Bluetooth USB Host Controller'
AppleKeyStoreうんぬんのところは1秒おきくらいに出ている。
これをもとに調べてみた。しかしながら有効な情報なし。
ディスクユーティリティでディスクを検証
してみたが異常なし。
セーフモードでも起動しない
ということでTimeMachineからの復元はいったん諦めた。
もしかしてTimeMachineを使って他の機種に環境を復元しようとすること自体が間違っていたのかもだ。
本体のインストーラーでから新規インストール編
なつかしのMountain Lion
Cmd+Rで起動してOSの再インストールをするとMountain Lionがインストールされた。
なつかしい。
さようならMountain Lion
うまくインストールできたのでここからOSのアップグレードなどをしていこうかなと思ったが、AppleIDの認証で二段階認証のコードを入れるUIが出てこなくてログインできず終わった。
でも途中までは二段階認証できてたような気がする。急にログインできなくなって詰んだ。
USBメモリに入れたMojaveのインストーラーから新規インストール編
MBPでインストールメディアの作成
公式の案内する手順に従ってUSBメモリをMojaveのインストールメディアとする。
USBメモリからのインストール
Optionを押しながら電源投入でブートディスクを選択し、USBメモリから起動。
あとは案内されるがままにインストール。
TimeMachineのバックアップからデータを復元
インストールの途中でデータの移行の方法を聞かれるので、TimeMachineのバックアップを指定。
これは多分あとで移行アシスタントを使ってもできるのかな?
ともあれ数時間後にはデータ移行も無事終わった。
いくつかアプリケーションの実行許可を設定したり、Dockerのイメージを作り直したりする必要はあったが、だいたいMBPの環境が再現できた。
やれやれだぜ。