AWSでの独自ドメインのメール送受信

ウェブサイトやサービスを作ったときに受けになるinfo@などのメールアドレスを作ったり、サイト上から通知メールを送ったりする際に考えるあれこれ。

送受信可能なメールアドレスを作成する

Amazon WorkMailを使う。

AWS上でウェブサービスを構築しているなら、そのドメインのinfo@やsupport@など最低限のメールアドレスを提供する用途には良い
なんとなればAWSコンソール上でポチポチやってDNS検証すればサクッと使えるようになるので。

なお普通に本格的なバックオフィス用のメールサーバーとして使うこともできる。
その場合の競合はG SuiteやOffice365など。

料金はユーザー数での課金。
2020年1月現在で1ユーザー(メールボックス50GB)につき$4。

参考: AWS WorkMailを使ってみたら想像以上に便利だった

アプリケーションからメールを送信する

Amazon SESを使うのが吉。

会員登録メールなどシステムから送信されるメールを送信する用途。
EC2などから直接メールを送るとスパム判定を回避するための設定がめんどくさい。SESを使えばそのあたりスキップできる。

SESも使い始めるまでにDNSを利用したドメインの検証や、アカウントのサンドボックス外への移動などある程度時間と手間はかかる(他のサービスのようにポンと本番運用を開始できない)

が、それを差し引いてもSESを使った方がいいかんじ。SESじゃなくてSendGridなどでもいいが。

ちなみにSESは受信もできて、受信したメールをS3に保存したりLambdaに投げたりウェブのエンドポイントに投げたりできる。
他のメールアドレスに転送もできるが、なんだかJSON形式になって送られてくるので読みやすくはない。