モバイル通信環境を考える 2011夏編

Airさんが来たのを期にモバイル通信環境を整備したい熱が高まってきた。
光ポータブルをレンタルする資格があるので機器代金はずいぶん安く上げることができる

だが経験上利用する頻度はそれほど高くないので、リーズナブルな料金で利用したい。
iPhoneの回線を別のデータ通信回線に乗り換えると考えれば同等くらいの料金は出してもいいのだが。

検討項目

カバーエリア

まずカバーエリアは田舎の方もカバーしていて欲しい。
旅先で無線LANの有無を気にせず宿を取れるし、キャンプもできるから。
(特に旅に出るとサーバーが寂しがってゴネるとかよくあることなので)

この時点でイーモバとWiMaxは候補から脱落する。
ソフトバンクはギリギリ許容範囲だが、ここは妥協せずドコモ回線でいきたいものだ。
そんなわけでドコモ回線以外脱落。

ついでにイーモバイルとWiMaxのネガティブ体験を書いておく。

イーモバイルは昔使っていたが、田舎だと対応エリアでもまったく速度が出なかった経験がある。
また、利用者の多いIT系イベント会場などでも遅くて使い物にならなかった。(まあこれはソフトバンク回線のiPhoneなどもそうだが)

WiMaxはレンタルで試したが、室内の奥まったところに行くと著しく速度が低下して実用に耐えなかったという経験がある。

ゆえにこの二者はカバーエリアが広がってもその辺りよくなったと言う評価を聞くまでは自分は二度と契約しないだろう。
イーモバイルとWiMaxをdisっているわけではなく自分の利用用途にはマッチしなかったと言うこと。首都圏都市部での利用が主ならいいと思う。

通信量

iPhoneでの最近の利用状況を確認すると20万〜80万パケットで、最も使った月でも100MBに届いてない。
どう見てもライトユーザーです。ありがとうございました。

ちなみに多い月はどこか初めて行く場所に行くのにおそらくマップアプリを多めに使った月。

MBAで使った場合はまた通信量が増えるだろうが、動画などを自重すればそこまで増えることはない気がする。

候補

ドコモ回線に絞ってもいくつか選択肢がある。
世の中は案外いい方向に向かっているのかもしれない。

  • DTIハイブリッドモバイルプラン
  • docomo データ定額
  • b-mobile
DTIハイブリッドモバイルプラン

DTIハイブリッドプランはFOMA回線使い放題で月2,980円。
何か罠があるのではないかと思うほど魅力的だが、実際調子のいいときとそうでないときで速度がかなり違うという罠があるらしい。

ServersMan@VPSの時もびっくりするような価格でサービスを出したが、利用者が増えると品質が低下していった記憶がある。これがDTIクオリティというやつなのか。だがその前のめりな姿勢は評価する。

評価するけど2年縛りあり。
品質の不安定なサービスを2年縛りと言うのはややリスキーな気がする。

docomo データ定額

XiとFOMAがある。いつの間にかXiとか増えていたね。
何が違うかというとXiの方が速くてちょっとだけ高い。

以下の比較内容がわかりやすい。

「Xiデータ通信専用プラン」と「FOMA定額データプラン」との比較表 | サービス・機能 | NTTドコモ

月額の上限額がFOMAだと5,985円(フラットバリューなら5,460円)、Xiだと6,510円。
上限額とは別にプロバイダ料金が別途315円〜525円かかる。
正直ちょっと高いか。ソフトバンク回線解約前提なら出せなくはないけど。
(現在キャンペーン適用中でXiは月額1500円くらいの値引きがあるが、結局は上記の料金になるのでこの料金で判断する)

あとは使いすぎると帯域制限がかかったりもする。
特にXiは速いのに全力を出すと84秒で制限に引っかかるらしい。意味あるのかそれ。
まあ外では1Mbpsも出れば十分なのでFOMAで全然いいけどね。

そしてこれも基本2年縛り。
2年縛りなしのプランもあるが、そちらは高すぎてお話にならないかんじ。

b-mobile

b-mobileの中でもいろいろプランがあるのだが、300Uやイオンの100kのプランは通信速度が遅すぎるので却下。
検討に値するのはプラチナかFairかといったところ。

プラチナは月5,280円で使い放題。年単位で権利をチャージすると月あたり4,680円くらいになる。
ここまで聞くとよさげなのだが、光ポータブルで使うとテザリング扱いになって300Uと同等の回線速度になってしまうらしい。
残念。

Fairは期限4ヶ月で1GBまで使えるという従量制。
チャージが1回8,350円なので、月額にならすと2087.5円となる。
仮に月500MB通信しても4,175円。
こちらは通信速度の制限もない。

自分の用途や通信量だとFairがぴったり来きそうだ。
2年縛りもないので通信量が増えてきたらすぐに他を検討してもいいのだし。

結論

iPhone5のSIMフリー版を買ってb-mobile Fairでテザリングしようぜ!

飛躍してスマナイ。
iPhone5どっから出てきたってかんじですよね。

というのはまあiPhoneと無線ルータを別々にするというのは一度Pocket Wifiで通って不便さにくじけた道だというのをふと思い出しまして。
とにかく使う前に無線ルータの接続を待つというのはiPhoneの使い勝手を激しくスポイルしてしまう。
やはりさっと取り出してさっと使いたい。

無線ルータをカバンの中でつけっぱなしにしていてもバッテリーが持つくらいだったらまあいけなくもなさそうなんだけど。
しかしそれはそれで世に無線の電波があふれて競合しまくってカオスになりそうな気がしないでもないなあ。

あと持ち歩く機器が減るというメリットもあり。

ただ端末の購入費用がネックではあります。
その辺りはうまくはまれば月々の通信料金がだいぶ節約になるので相殺できると自分をごまかしたいところです。

さあiPhone5バッチコイ。(いつ来るの?)

2011/08/20追記

そういやドコモのデータ定額ってテザリングしたら1万円超までいっちゃうんだっけ。

前の記事

素でRSpecを使うためのRakefile

次の記事

rake specにオプションを渡す